2005年11月13日

第13回 溶ける糸

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セカンド・シーズン

刑事コロンボ

溶ける糸
A STITCH IN CRIME


日本放送 73年10月

脚本・・・シリル・ヘンドリックス
監督・・・ハイ・アバーバック
ゲスト・・・レナード・ニモイ






ストーリー
野望に燃える心臓外科医メイフィールド(レナード・ニモイ)は心臓外科の権威ハイデマン博士と新薬の研究をしていました。一刻も早くそれを完成させたいメイフィールドに対してハイデマン博士の態度は慎重でした。ある日ハイデマン博士が持病の心臓発作で入院したことを知ったメイフィールドは、博士の心臓の弁の手術をすることになります。ハイデマン博士を慕う看護婦のシャロンはメイフィールドが研究の成果を独り占めしたいのではないかと疑っていて、この手術で博士を殺害するおそれがあると心配していました。しかし手術は無事成功し、ホッとしたシャロンでしたが床に落ちていた糸を発見します。その糸は彼女が用意した縫合用の糸とは手触りが違っていました。何か糸に細工をしたのか、とメイフィールドに問いただしますが彼は否定。糸を作っている業者に電話をかけて専門家に確認してもらおうとしたシャロン。しかし駐車所で待ち伏せしていたメイフィールドは彼女を殺害し、麻薬中毒者に殺されたように偽装しました。シャロンの自宅を捜索したコロンボはメイフィールドが持ち込んだモルヒネのビンを発見しますが指紋はなく、ルームメイトに聞いてもシャロンが麻薬に関係しているなどとは聞いたこともないし、まして彼女が病院の麻薬を中毒者に横流ししていたことなど絶対にありえないと言うのでした。ひとつ気になることといえばハイデマン博士の手術が終わったとき手術は成功したのにシャロンはいらだっていた、という事実でした。彼女のメモから糸の専門家と会う約束をしていたということを知ったコロンボは、メイフィールドが糸に細工をしたと確信し、もしハイデマン博士が死んだら徹底的に解剖をして原因を突き止めるとメイフィールドを脅します。慌てたメイフィールドは、2度目の手術をするのですが・・・。

感想
この、溶ける糸は、そのタイトルが非常にインパクトがあります。刑事コロンボの邦題は、どれもみな印象深くて核心をついたものが多いんですが、特にこのタイトルは、そのものズバリなのです。そしてこの作品の犯人役メイフィールドは、なんとスタートレックのミスター・スポックでお馴染みのレナード・ニモイなのです!いつも冷静沈着、論理的で間違ったことをしない宇宙人の役で世界中で有名な彼を刑事コロンボでは腕利きの医者として登場させたのでした。なのでこのメイフィールド先生は、もうスポックそのもののキャラ設定になっています(笑)コロンボVSスポックの豪華な対決の図が見られる貴重なエピソードです。
で、もって吹き替えに一工夫したかったのかレナード・ニモイの声は天田俊明さん。かなりの2枚目声になってます。この天田さんの吹き替えも、ほとんど聞いたことがないのでNHKならではの思い切ったキャストです。看護婦のシャロン役はファースト・シーズンの、死の方程式に出ていたアン・フランシス。ハイデマン博士のウィル・ギアはTVドラマのおじいちゃん役で有名だった俳優さん。
そしてそして、今回のコロンボさんは違います。マジギレしてしまうのです!ハイデマン博士の2度目の手術のときには注射されるのも嫌いなコロンボがメイフィールドの手術ぶりをじっと見ていて手術が終わると同時に手術室に乗り込んで証拠を見つけようとしたりして、やたらと頑張る!おぉ〜コロンボさんカッコイイかも!
そんなコロンボの態度に冷静、沈着なスポック、いやメイフィールド先生も感情的になってキレてしまう!え〜どうなるの?と見ているほうはドキドキです。でも思いもよらない結末になりますので、どうぞ、お楽しみに。ファースト・シーズンの、2枚のドガの絵のラストに似ているな〜と思ったら同じ監督さんでした、やっぱり!
そうそうクシャミが出て止まらないコロンボがシャロンのルームメイトに教えてもらう「クシャミ治療法」ってのがちょっと面白かったのですが、私は実際にやったことはありません(笑)

posted by まほ at 08:51| Comment(4) | 第13回 溶ける糸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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