2005年09月29日

第8回 黒のエチュード

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セカンド・シーズン
刑事コロンボ
黒のエチュード
ETUDE IN BLACK


日本放送 73年9月

脚本・・・スティーブン・ボチコ
監督・・・ニコラス・コラサント
ゲスト・・・ジョン・カサヴェテス



今回の親戚
コロンボの奥さんが犯人のファン!

ストーリー
南カリフォルニア交響楽団の指揮者アレックス・ベネディクト(ジョン・カサヴェテス)は楽団のピアニストのジェニファーと不倫関係にありました。彼女はアレックスに妻のジャニスと離婚するように迫ります。ジャニスの母は楽団の会長をしており、ジェニファーとの不倫がバレてジャニスと離婚することになればアレックスは追放され地位も名誉も失うことになってしまいます。そこでアレックスはジェニファーの殺害を計画。コンサートの当日、楽屋にこもっていると思わせて、こっそり抜け出した彼はジェニファーの家でピアノを弾いていた彼女の後頭部を殴って気絶させ、キッチンのガス栓を開いて自殺に見せかけるように偽装工作します。あらかじめタイプしておいた遺書も残しておきました。
コンサート終えたアレックスはジェニファーの自殺を知らされて彼女の家に行きますが、そこには捜査に来たコロンボ警部の姿が。犯行時にピアノの下に落としたカーネーションを素早く拾ってタキシードの襟につけたアレックスをコロンボは見逃しませんでした。このカーネーションはアレックスがコンサートの時に必ず見につけるものでした。
被害者のジェニファーの自殺に疑問を持ったコロンボは隣の家に住んでいる女の子オードリーの証言から恋愛関係のもつれではないかと確信し、楽団の若いトランペット奏者、そしてアレックスも怪しいのではないかと疑うようになります。ある日、動物病院のTVで事件当日のコンサートが再放送されているのを見たコロンボはアレックスの胸にカーネーションがないことに気づきます。しかし確かに現場で彼はカーネーションをつけていた。そこでコロンボはアレックスと妻ジャニスを呼び出し、カーネーションについて質問しますが、妻の答えは意外なものでした・・・。

感想
刑事コロンボのファースト・シーズンはパイルD−3の壁をもって終了となりました。7つのエピソードが放送され好評だったにもかかわらず、もう刑事コロンボはお終いなんて噂もあったそうです(笑)しかし、そんなことはなく約半年後には目出たくセカンド・シーズンの放送が開始になりました。注目のセカンド・シーズン第1弾が、この黒のエチュードです。この黒のエチュードは90分版と120分版の両方作られた唯一の作品だそうでNHKでは90分版が放送されましたが、後に日テレで放送されたのは120分版のほうでした。吹き替えも違っていて90分版のアレックス役は長谷川哲夫さん。120分版は阪脩さんです。
特に本作品はアレックス役のジョン・カサヴェテスとピーター・フォークが大の親友であることで実現したエピソードとして有名です。ストーリーはシンプルでストレートですが犯人とコロンボの駆け引きや楽しい会話?!のシーンが多くありファンには嬉しい限りです。このジョン・カサヴェテスは本業は監督さんで奥さんはジーナ・ローランズ。グロリアなどの映画で知られています。
そして、この作品でついにコロンボの愛犬が登場します!愛車プジョーと並ぶコロンボの相棒の犬はバセットハウンドで名前は「ドッグ」。池で溺れかけていた所をコロンボが助けたらしいのですが、この犬見るからに運動神経がなさそうです(笑)でも何故かなんとなく可愛いのです(爆)
そうそう、コロンボがピアノを弾くシーンもありますが、それは見てのお楽しみ。でもこの作品の成功はやはりアレックス役のジョン・カサヴェテスにつきるでしょう。タクトを振るシーンはカッコイイし、最後のシーンでは「それでは皆さん、チャオ!」と言って去って行くのですから。ヨン様に負けないくらいオバサマたちを虜にしそうです。
まずは好調にスタートしたセカンド・シーズン。葉巻、車、犬とコロンボのスタイルも確立されて、ますます面白くなってきました。
posted by まほ at 08:51| Comment(10) | 第8回 黒のエチュード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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