2005年09月20日

第5回 もう一つの鍵

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ファースト・シーズン

刑事コロンボ
もう一つの鍵
LADY IN WAITING


日本放送 72年12月

脚本・・・スティーブン・ボチコ
監督・・・ノーマン・ロイド
ゲスト・・・スーザン・クラーク



今回の親戚(?)
コロンボは家族のごってりいる家で育ったらしい。

ストーリー
ベス・チャドウィック(スーザン・クラーク)は大手広告代理店の社長をしている実の兄のブライスが長年、自分を監視し押さえつけてきたことが、おもしろくありませんでした。
ブライスの会社の社員ピーターとの結婚にも反対された彼女は兄の殺害を計画します。まず、ベスは兄のキーホルダーから玄関の鍵を抜き取っておき、玄関の外灯の電球を切れたままにしておきました。彼女は「夜になって兄が帰ってきた時に鍵がないことに気づいて外灯もついていなかったら仕方なく、ベスの部屋の窓をたたいて中に入れてもらおうとするだろう」と考えたのです。その時に泥棒と間違えて兄を射殺してしまったと言えば万事上手くいくに違いないと思っていました。ところが兄のブライスは玄関の植木鉢にスペアキーを隠していて、自分で鍵を開けてベスの部屋にやってきます。驚いたベスは、兄を射殺して死体を窓際まで運び、ガラスを割って偽装工作をします。ちょうどその頃、恋人のピーターが彼女の家を訪れて、銃声や警報装置のベルの音を聞いてしまいます。通報を受けてコロンボ刑事が捜査を始めますが、彼は玄関に残された新聞の最終版を見たときからベスを疑うようになります。やがて開かれた査問会での結論でベスは無罪になり、彼女は兄に代わって会社の社長の座につき、強引でワンマンな経営を始めようとしますが、恋人のピーターとの関係が壊れそうになってしまいます。コロンボはピーターに、あの事件の夜のことを正確に思い出してくれと言い、わずかな時間のズレを知ることになるのですが・・・。

感想
これはまず、犯人役のベスが完全に主役のドラマです。コロンボの犯人に要求される「エレガントな犯人像」からは遠いかもしれませんが、虐げられてきた?女性のやむおえない殺人事件とも考えられ、彼女の事件前と事件後の劇的な変化を見られるのが、とても面白いのです。
しかし舞台は豪邸で、出てくるのはお金持ちの家族、結婚に反対されて兄を殺すという短絡的な行為はやはり同情の余地はないかも。駆け落ちでも何でもやろうと思えば出来るはずですよね。そして彼女は兄に代わって自分が社長になり、嫌っていた兄のようなワンマンなヤツになってしまったりするんです。世間知らずのお嬢さんが取り返しのつかないことをしちゃった・・・。でもこれって、かなりステレオタイプの女性像が頭にあるみたいだなぁ。女性はみんなエキセントリックで仕事もまかせられない、そして身勝手で、なんて思っているんでしょ?(笑)まぁ、ベスさんの当時流行のファッションやヘアースタイルを見れるのは楽しいです。
それに、あのレスリー・ニールセンが恋人のピーター役で出てきます。この人、良い人に見えます。いつも笑顔で、結婚に反対されてる理由がわからないなぁ〜。
コロンボの奢りで2人でドライブスルーみたいな所でハンバーガーを頼むんだけど、ちらっと見て彼は食べない(笑)コロンボはパクパク食べてるシーンが私は好き。
可愛いワンチャンも登場するんですが、その子はヨークシャーテリアでベスさんのお母さんの犬。名前はエンリコ。なぜかコロンボにしつこくほえます。そのお母さんは捜査中のコロンボを新しい召使!と間違えてタクシーにお金を払わせて荷物持ちをさせます!これが大笑い!
今回は犯人とコロンボの対決もほとんどないし、最後はまたまた女性に優しいところを見せるコロンボさん。それはそれで見所はあります。最後にひとつだけ(笑)このドラマの監督さんはヒッチコック映画の「逃走迷路」で自由の女神から落ちる役だったノーマン・ロイドです。そういえば少しヒッチコック・タッチのカメラワークなどがあったような気がします。

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posted by まほ at 10:02| Comment(5) | TrackBack(1) | 第5回 もう一つの鍵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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