2005年09月15日

第4回 二枚のドガの絵

006.jpg

刑事コロンボ ファースト・シーズン

二枚のドガの絵
SUITABLE FOR FRAMING

日本放送 72年10月

脚本・・・ジャクソン・ギリス
監督・・・ハイ・アバーバック
ゲスト・・・ロス・マーチン



今回の親戚
☆西部劇の大ファンのカミサンの親父(馬が好きらしい)

ストーリー
ある晩、有名な美術評論家ディル・キングストン(ロス・マーチン)は、お金持ちで絵画収集家として知られる叔父のマシューズ宅を訪れ、1人でピアノを弾いていたマシューズを射殺します。キングストンは死体に電気毛布をかけ部屋を荒らして泥棒のしわざに見せかけるために壁にかけてあった2枚のドガのパステル画を盗みます。このドガの絵は、叔父のマシューズ・コレクションと呼ばれる所有絵画の中でも高価な物でした。そこへ共犯者の画学生トレーシーが現れます。キングストンは彼女に頃合いを見計らって電気毛布を片付けて裏口から逃げるように指示し、その時に巡回してくるガードマンに銃声を聞かせるように言います。その間にキングストンは知り合いの画家のパーティに出席してアリバイ作りをしていました。トレーシーが2枚のドガを持って逃げた後、ガードマンがマシューズを発見し刑事コロンボの登場となります。膨大なマシューズ・コレクションを眺めているとキングストンがやって来て盗まれたのがドガの絵だということがわかり、コロンボは今夜の泥棒がなぜドガの絵を持ち去ったのか?これは素人の犯行ではなく絵画の知識のある者が犯人ではないのか?とキングストンを疑うようになります。
数日後、キングストンは密かにトレーシーと会ってドガの絵と拳銃を回収し、さらに彼女を殺害してしまいます。その晩遅く、自宅に帰ったキングストンはコロンボに会ってしまいますが、その時は何事もなくコロンボも素直に帰り、これで全て上手くいったとキングストンは安心します。
さて、マシューズにはエドナという先妻がおり遺言では遺産の絵画はエドナが相続するということでした。数週間前にその事を知っていたと言うキングストン。自分が疑われているのを知っている彼はエドナを犯人に仕立てようとして拳銃が彼女の自宅付近で見つかるようにしむけ最終的に彼女の家を家宅捜索させようとします。コロンボの目の前で盗まれたドガの絵がエドナの自宅で見つかり、キングストンは余裕でエドナを罵倒します。しかしコロンボにぬかりはありません。キングストンが犯人に違いない誰にもわからないような決定的な証拠があったのです、そのトリック、それは・・・。

感想
ファンの間でも傑作と言われている2枚のドガの絵。まず、ゲストのキングストン役のロス・マーチンが素晴らしいです。特に顔!コロンボの犯人の中でも最も「憎たらしい顔」なのです。その上、凶悪です。叔父さんを射殺し、共犯者の女性も殺してしまいます。彼女はキングストンを好きだったみたいで完全に利用されただけでした。彼の吹き替えが西沢利明さんで、これがまたピッタシ!西沢さんは時代劇の悪役として有名な俳優さんで、ちょっとキレた浪人や辻斬り大好きなお殿様役などが多いんですが細身でクールな感じが私は大好き!この憎たらしい犯人の声も上手かったです。マシューズの先妻役でキム・ハンターが出ていますが彼女は映画「猿の惑星」のジーラ博士をやっていた人です。今回のコロンボでは、もちろん素顔が見れます(笑)相変わらず、しつこくて地道な捜査をするコロンボは殺されたトレーシーの下宿を訪れて管理人のオバサンに色々話しを聞こうとするのですが、そんなことは知ったこっちゃないオバサンは、トレーシーと恋人の写真を見せてあげるからと言いつつ自分の身内の話で一人盛り上がってコロンボをウンザリさせます(笑)そうそう、画家のアトリエを訪ねてコロンボがヌードモデルにドギマギするところも面白かったですね。とにかく、この作品のラストは鳥肌モノです。まだご覧になっていない方のために秘密にしておきたいです。事件解決で、即エンディングになるのもカッコイイんですよね。聞くところによると、この2枚のドガの絵の脚本は「結末から先に作られた」と言われていますが、それってホント納得です!

from ちゃぶ通146
posted by まほ at 09:45| Comment(6) | TrackBack(7) | 第4回 二枚のドガの絵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。