2005年09月09日

第1回 構想の死角

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刑事コロンボ ファースト・シーズン
構想の死角
・・・日本放送 72年11月

脚本・・・スティーブン・ボチコ
監督・・・スティーブン・スピルバーグ
ゲスト・・・ジャック・キャシディ

パイロット版も大好評だった刑事コロンボは、めでたくシリーズ化されまして、この「構想の死角」が記念すべき第1弾の作品となりました。


 

ストーリー
ジム・フェリスとケン・フランクリン(ジャック・キャシディ)の2人はコンビでミステリー小説を発表してベストセラー作家として地位も名声も手にしていました。しかし書いているのはフェリスのほうで、フランクリンは一行も書かずにマスコミに顔を出し、もっぱら宣伝活動のみを担当していました。ある日フランクリンはフェリスからコンビを解消したいと言われてしまいます。まったく小説の書けないフランクリンはフェリスの殺害計画を立てて、お互いに掛けてあっていた生命保険を手に入れることにしました。
フランクリンはフェリスを別荘に連れ出し、そこから彼の妻に「今オフィスにいて、まだ帰れない」と電話させて、その最中にフェリスを射殺してしまいます。つまりフェリスはオフィスで殺されて、フランクリンは別荘にいたわけだから2人には接点はない、とフェリスの妻も警察も、そう思うだろうと考えて、見事な完全犯罪をやり遂げたと安心していたのですが、そんなフランクリンの前に刑事コロンボが59年型のプジョーに乗って現れるのです。彼はまずフェリス宅で奥さんに話を聞き、コンビの2人が上手くいっていないことを知り、フランクリンを疑います。本当に別荘へは一人で行ったのか、相棒の死にも、それほど動揺していないのはナゼか、などなど、お約束のしつこい捜査を開始します。そんな時、フランクリンは知り合いの食料品店の女主人にゆすられます「あの日、フランクリンとフェリスが一緒にいるのを見たわ」と。焦ったフランクリンは、その女も殺害してしまいます。その手口は行き当たりばったりで最初の完全犯罪からは程遠いものでした。
2つの殺人事件は、どう考えても前者がフェリス、後者はフランクリンの考えだとふんだコロンボは、そう言ってフランクリンに迫るのですが・・・。

感想
まず、なんと言っても監督が若き日のスティーブン・スピルバーグであることにビックリします。スリルとサスペンスタッチの映像が見ものです。全ての刑事コロンボの中でも一番ミステリーらしいミステリー作品かも知れません。ゲストスターのジヤック・キャシディも、まさに適役で彼のなんともいえない(殺人犯なのに)エレガントな感じはコロンボの風采の上がらな感じと好対照で、ジャック・キャシディはこの後も何回か犯人役で刑事コロンボに出演しています。吹き替えは田口計さんで、これがまた最高です。輪郭が似ている?こともあるかと思いますが、まさにピッタリです。私の一番お気に入りのシーンはコロンボがフェリス宅で奥さんにオムレツを作ってあげるところ!チーズとタマネギ入りのやつで、すごく手際よく準備するんです、が完成品は出てこない!残念だな〜(笑)それと最も興味深いところは、まだ「うちのカミさん」とは言ってないんです。「女房」って言っている。これは翻訳された方が違うのでしょうね。とにかくコロンボ史上、最高傑作とも言われている本作品はまさにファースト・シーズンの開幕にふさわしい素晴らしい出来栄えとなったわけです。
ちなみに、ジャック・キャシディさんはパートリッジ・ファミリーでおなじみのデビッド・キャシディさん&美形アイドルのショーン・キャシディさんの本当のパパなのだ!
posted by まほ at 07:45| Comment(4) | TrackBack(2) | 第1回 構想の死角 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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