2005年09月08日

死者の身代金

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前回、書きました刑事コロンボ「殺人処方箋」は単発TVムービーで放送されて大好評。関係者各位も、これはイケると本気モードに突入してパイロット版の制作に取りかかりました。思えば「殺人処方箋」は舞台劇をTVドラマ化したものでしたが、これからはマジにTVの映像ミステリーとして本格的にコロンボを始動させようということになったのです。
そして出来上がったのが「死者の身代金」です。
脚本ディーン・ハーグローブ、監督リチャード・アービング。ゲストスターはリー・グラント。ちなみにリーさんは女性です。吹き替えは山東昭子さんで、これがピッタリのキャスティング。賢くて、美しい、チャーミングな女性の雰囲気が良く合っていました。
やり手女性弁護士レスリー・ウイリアムズ(リー・グラント)は地位と名声を手に入れるためだけに弁護士の夫ポールと結婚します。しかし彼女の本性を知ったポールは離婚をせまるようになって、ある日帰宅したところをレスリーに殺されてしまいます。頭の切れるレスリーは全て計算ずみで、何事もなかったように夫の誘拐事件に見せかけて自分で作った脅迫状を自分宛に送りつけ、犯人たちに30万ドルの身代金を要求されたと偽装します。彼女の家にはFBIの捜査官が押しかけて大騒ぎになります。
そんなところへ市警察本部の連絡係りとして刑事コロンボさんがやって来ます。まだ殺人と決まったわけじゃないのですが何気なく紛れ込んでしまうコロンボさん。このレスリーさん、自家用セスナの操縦もするスーパー・ウーマンでして身代金の受け渡しも自分のセスナから30万ドル入りのバッグを投下して済ませてしまいます。でも本当はバッグはカラでお金はもちろんレスリーが持っています。
夫の死体が見つかってからはコロンボの出番です。夫ポールの先妻の子マーガレットという娘に協力してもらって、またまたコロンボが犯人に罠を仕掛けるのですが、これって普通なら引っかからないかも知れません。コロンボが犯人レスリーのことをとことん知り尽くしたから出来たこと。冷酷で金の為ならなんでもする彼女の性格が墓穴を掘ってしまうのです。
この難事件、運良くマーガレットという娘がいたことで解決できたのかも知れませんね〜。さて、今回の放送でコロンボの好きな食べ物や苦手なことがわかってきます。まず好きな食べ物はチリ(バーニーの店のやつ)で、これはほとんど毎日食べている様子。クラッカーを砕いて入れるのがお気に入り。
それと高い所と飛行機が苦手。今回レスリーさんの自家用セスナで一緒に飛ぶシーンがあるんですが、コロンボさん生きた心地がしなかったでしょうね。意地悪レスリーさんに操縦桿を渡されるんですから。で、操縦しちゃう、無免許で(笑)その後、感動して余韻にひたるコロンボさんはとても可愛かったです。初めて親戚の話も聞けます。イトコのラルフはカッコイイ奴で私とは月とスッポンなどど語ってくれます。これにしてもパイロット版で美人女優との対決とは思い切ったことをしたもんです。で、このパターン(犯人が女性)は、これ以後のコロンボに、けっこう出てきます。今回も犯人に対してしつこいことは、しつこいんですが頭の良い犯人との会話を楽しんでいるようなふうなのです。まぁ、イタリア系のコロンボさんは基本的に女性と子供には優しいんですよ。うん、うん、そこが彼のいいところ(笑)
posted by まほ at 08:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 死者の身代金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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