2006年01月13日

第21回 愛情の計算

サード・シーズン

刑事コロンボ

愛情の計算

MIND OVER MAYHEM


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日本放送 74年8月

脚本・・・スティーブン・ボチコ、ディーン・ハーグローブ、ローランド・ギビー
監督・・・アルフ・クジェリン
ゲスト・・・ホセ・ファーラー


ストーリー

シンクタンク所長のマーシャル・ケイヒル(ホセ・ファーラー)の息子ニールの分子力に関する研究がサイエンティスト・オブ・ザ・イヤーに選ばれ表彰されることが決まりました。
しかし、ケイヒルは同僚のニコルソン教授からニールの研究は故フィンチ博士の学説の盗作だと告げられ、ニールが受賞を辞退しなければ、すべてを暴露すると宣言されてしまいます。
ニールは厳格なケイヒルにプレッシャーを感じていて、父の期待のこたえようと盗作したのです。
ケイヒルは息子のスキャンダルを恐れてニコルソン教授の殺害を計画します。その晩、ケイヒルは助手の車でニコルソン邸に行き妻が外出するのを待って彼が外に出てきたところを車で跳ね飛ばし殺してしまいます。その後、ニコルソンの死体を家に中に運び、麻薬中毒患者のヘロイン欲しさの犯行のように見せかけました。捜査を開始したコロンボは灰皿に残された、たった1本のマッチ棒に気づきます。マッチが根元まで燃え尽きている様子、それは葉巻に使ったと思われるのでした。
この研究所の中で葉巻を吸うのはケイヒルだけ。早くからケイヒルに目をつけていたコロンボ。
しかし決め手がありません。何しろケイヒルには完璧なアリバイがありました。事件の晩は研究所で戦争シュミレーションが行われており、その指示を出すのが彼にしか出来ないことだったのでケイヒルがコンピューター室を出ることは不可能だったのです。それでも地道に研究所の中を歩き捜査していたコロンボに頼もしい助っ人が現れます。それはなんと「MM7」というロボット!シンクタンクで研究をしている天才少年スティーブンが作ったものでした。このロボット、プログラムすれば人間のやることは何でも出来るのです。コロンボはピンと来ました。あの晩、シュミレーションの指示を出していたのはロボットではないのか?しかし、それも想像でしかなく口のきけないロボットに証言させることもできない・・・。考えあぐねたコロンボは思い切った手に出るのですが。


感想

この、愛情の計算は新しいコロンボの誕生か!?と思わずにはいられない作品です。殺人事件の共犯がなんとロボットなのです!(このロボットは禁断の惑星に出ていたロビィ君!)これにはコロンボも手も足も出ません。天才が集まるシンクタンクという設定も面白かった!いつもはメモ派のコロンボさんも影響されて文明の利器テープレコーダーを使っちゃうのも新鮮でした。似合ってなかったけど(笑)そして一番の見所は天才少年スティーブン・スペルバーグ君!(スティーブン・スピルバーグ監督はファースト・シーズンの、構想の死角の監督で、当時若かったので皆から天才少年と呼ばれていた)その、一字違いのスペルバーグ少年を演じたのは映画「ベン」の主役リー・H・モンゴメリー君。彼は頭が良すぎて警察官になれなかったんだそうです。でも性格が良くてカワイイ少年なのです。今回は自作のロボット「MM7」と一緒にコロンボを助けてくれる頼もしい存在でした。コロンボの犬の散歩もしてくれます、もちろん「MM7」が(笑)ドッグが若くなっている気がしたのは私だけかな。顔つきも身体の模様も、ちょっと違うと思ったんだけど。でも相変わらずのグウタラぶりは健在です。さてさて、最後はケイヒルが息子を思う気持ちが事件の解決につながるんですが、例によってワナを仕掛けるコロンボさんは、今回に限っては反則ギリギリの仕事と言えます。ケイヒルという天才との対決を、こんな方法で終わりにしてほしくなかったのが私の本音です。が、しかしその落差が人間の本質をついているのかも知れませんが。

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posted by まほ at 09:35| Comment(0) | 第21回 愛情の計算 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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