2008年01月08日

第42回 攻撃命令

セブンス・シーズン

刑事コロンボ

攻撃命令

HOW TO DIAL A MURDER


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日本放送 79年1月

脚本・・・トム・ラザラス
監督・・・ジェームズ・フローリー
ケスト・・・ニコル・ウイリアムソン



今回のカミサン

映画「市民ケーン」は最高傑作だと思っている




ストーリー

心理学者エリック・メイスン(ニコル・ウイリアムソン)は半年前に事故死した妻ローレンが自分の親友の心理学者チャーリーと浮気をしていたことを知っていました。メイスンは愛犬の2匹のドーベルマン、ローレルとハーディを訓練して攻撃命令を覚えさせチャーリーを殺害する機会をうかがっていました。ある日、大学の講義が午前中で終わったメイスンはチャーリーに自分は定期検診のためクリニックに行く用があるので2匹のドーベルマンを自宅に連れて帰ってテニスの約束をした午後3時まで待っていてほしいと言います。3時になっても検診が終わらないメイスンは自宅に電話をかけ、チャーリーが受話器を取ると、メイスンは帰宅が遅くなると言いチャーリーに市民ケーンの中の言葉「バラのつぼみ」を言わせるようにしむけます。
チャーリーが、その言葉を言ったとたん2匹のドーベルマンが突然チャーリーに襲いかかります。
「バラのつぼみ」というキーワードに反応したローレルとハーディはチャーリーを攻撃して殺害。
受話器の向こう側でチャーリーの叫び声を聞いていたメイスンは計画が成功したのを知るのでした。
コロンボが捜査に乗り出し、まず疑問に思ったのはキッチンのはずれたままになっていた電話です。あきらかにチャーリーはここで誰かと電話中に襲われたに違いないのに断末魔の叫びを聞いていた通話中の相手から警察に連絡が入っておらず、普通なら考えられないことだと思ったコロンボは手探り状態の中、まず逮捕?されてしまったメイスンの2匹のドーベルマンについて色々と調べて犬の訓練士を訪ねます。その訓練士によれば賢い犬ならば、ある言葉をきっかけに人を襲うように「攻撃命令」を仕込むことは難しいことではないらしく、そう考えればあのローレルとハーディにチャーリー殺しを命じることが出来ます。そうなると犯人は当然メイスンということになります。
しかし、いったいそれを証明できるのか?メイスンの自宅を訪ねたコロンボはポケットに小さな録音テープをしのばせてメイスンと「言葉の連想ゲーム」をやり会話の全てを録音しておきます。
処分されるために警察に隔離されていた2匹のドーベルマンに、この時のテープを聞かせたところ「バラのつぼみ」のところで激しく吠え立て飛び掛りそうな勢いです。これだと思ったコロンボはこっそり攻撃命令を変更するように訓練士に頼みます。それを知らないメイスンはドーベルマンを連れたコロンボが彼の前に現われた時「バラのつぼみ」と叫んでコロンボを襲わせようとしますが攻撃命令のキーワードを変更された犬たちは、その言葉を聴いても人を襲うことはしませんでした。観念するメイスン。実は妻を殺害したのも彼でした。彼は妻も親友も許せなかったのです。


感想

前作の、秒読みの殺人につづいて火曜サスペンス路線な作品です。浮気妻を殺した男が次は相手の男(親友)を殺すというもので、その殺害方法がすごいんです。自分の愛犬を使って襲わせるという手のこんだ仕掛け。前にもフィフス・シーズンの、闘牛士の栄光で暴れ牛に殺人をさせるというのがありましたが、あれは牛を仕込んだわけじゃなく自然発生的にそうなった事件でした。しかし今度は犬を訓練して凶器にしてしまうという犬の立場で考えたら迷惑な話ですよね。命令にしたがっただけなのに犯人にされて処分されそうになってしまいます。コロンボさんが止めてくれるので助かりますがメイスン先生は愛犬をそんなふうにしてしまうのはいけないことだと思います(怒)さて、そのメイスン先生役はニコル・ウイリアムソン。私は知らない俳優さんなんですけど映画などで活躍されていて「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」などに出演しホームズ役を演じたそうです。
そうなるとこの作品はコロンボVSホームズということになるのかも(笑)そしてメイスン先生の趣味が古いハリウッド映画のレア物を集めることで「市民ケーン」に関するお宝がぞくぞくと出てきます。そんなわけでドラマのキーワードが「バラのつぼみ」になったんでしょう。メイスン先生の吹き替えは平田昭彦さん〜!あのゴジラ映画などでお馴染みの俳優さんです。この方の吹き替えは本作品だけかも。知性的な感じがとっても良かったです。コロンボさんと言葉のゲームをするところは見所だと思います。メイスン先生と一緒に住んでいる謎の女子大生ジョアンはシグモントというクマのぬいぐるみを抱えてまだまだ子供っぽいお嬢さん。なんか怪しい関係を想像してしまいますよね、イヤだなぁ〜(笑)
それにしても、このセブンス・シーズンはコロンボさんが犯人と対等であるというのがわかる作品が多いのです。今までは地位も名誉もお金もある犯人がコロンボさんを見下すパターンが普通でしたが年を取ったせいもあってコロンボさんも刑事として年季が入り貫禄も出て犯人もビビッてしまうのかしつこく捜査をしていても昔よりは、かなり待遇が良くなってきたように思います。そうなると犯人も本気になってきて今回のメイスン先生のようにコロンボさんを殺そうとしたりするんですよね!前々回の、美食の報酬でもコロンボさんはワインで殺されそうになったんですよ、いやぁ危ない。メイスン邸に飾られた多くの映画の小道具は、それを見るだけでも懐かしいと思う人がたくさんいてコロンボさん(ピーター・フォークさん?)が好きだったW・C・フィールズのことを聞けたりするし、とにかく殺人事件さえなければ、とても楽しいエピソードになっていたと思うんですけど、それは無理。

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タグ:コロンボ
posted by まほ at 17:39| Comment(1) | 第42回 攻撃命令 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご紹介させていただきました
Posted by 無料 at 2008年01月24日 19:01
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