2005年09月23日

第6回 死の方程式

008.jpg

ファースト・シーズン

刑事コロンボ
死の方程式 SHORT FUSE


脚本・・・ジャクソン・ギリス
監督・・・エドワード・M・エイブロムス
ゲスト・・・ロディ・マクドウォール

日本放送 73年3月



今回の親戚
カメラに凝ってるカミさんの弟

ストーリー
科学者であり、弁護士の資格を持つスタンフォード化学工業の社長の息子ロジャー(ロディ・マクドウォール)は会社の金を使って遊びまわっていました。専務の肩書きをいいことに仕事もせず、ギャンブル、ドラッグなど悪さを繰り返していたのです。その上カメラ道楽もたいへんなものでした。ロジャーの父に代わって社長の座についた義理の叔父のバックナーは、そんなロジャーを快く思っていませんでした。悪事の数々をロジャーにつきつけ会社を追い出そうとしていたのです。それを知ったロジャーは叔父の殺害を計画。叔父の愛用の葉巻の箱に爆弾を仕掛けて、会議のため郊外の山荘に向かう車の中で確実に爆発するようにしておきました。それは簡単に成功して叔父と運転手の死体が見つかり刑事コロンボが捜査にかかります。殺人事件と決まったわけじゃありませんが、まぁ念のため。険しい山の中で見つかった車は黒こげで、これは何か爆発物が仕掛けられたのではないか、とコロンボはロジャーを疑い始めます。と、ここでコロンボの得意技が出てきます。どんなにしつこく捜査しても確かな証拠をつかむのが難しい場合、よくやる手なんですが。一件落着したと思って、自分が社長におさまったロジャーを呼び出し副社長のローガンとともにバックナーの山荘に向かうため、コロンボら3人はロープウエイに乗り込みます。足がすくんで目まいがしそうな高さのロープウエイの中で葉巻の箱を取り出し「これが無傷で見つかったんですよ、やはりあれは事故だったんですよねぇ〜」などど話始めます。ヤバイ、爆発すると思ったロジャーは、うろたえ狭いロープウエイの中で気も狂わんばかりです。しかし、これがワナ。その箱はコロンボが用意したやつでした。それを悟ったロジャーは「あんた、なかなかやるね・・・」と言ってしまうのでした。

感想
この作品、ちょっと評価が低いかも知れません。撮影当時、時間がなく、かなりの悪条件のもとで制作されたそうです。でも私はそれほど悪いエピソードとは思いません。ゲスト・スターが、けっこう豪華なのも嬉しいんですよね。
なんたってロディ・マクドウォールが出ているんですから。彼はあの「猿の惑星」でコーネリアスを演じていた役者さんなんです。彼の素顔が見られるだけでも良いじゃありませんか。吹き替えは野沢那智さんで、アラン・ドロンの声のイメージからは遠くて、これはピッタリって感じではありませんでしたが、ひょうひょうとした感じと笑い声はバッチリだったですね。あともう一人叔父のバックナー役のジェイムズ・グレゴリーも「猿の惑星」でアーサス将軍をやっていたそうで、思わぬ所での共演となりました。「禁断の惑星」に出ていたアン・フランシス嬢も社長の秘書&ロジャーの恋人役で出ています。二人が夜遊びでクラブ?に行くんですが、そこの音楽がと〜てもナイスなので、お聞き漏らしのないように(笑)彼女、結局ロジャーにとっての都合のいい女だっただけなんですけどね。舞台が化学工場ということもあって、どこかの、だだっ広い工場で撮影されていて工場内をゴーカートみたいな車で移動するんですが、そんな何気ないシーンでロジャーとコロンボが交わすオシャベリが楽しいんです。コロンボいわく「自分は化学が不得意で一番出来たテストが43点」とか色々と(笑)とにかくラストのロープウエイのシーンは初めて見た時は、こっちもドキドキで、まんまとコロンボに騙されました。この結末はかなり面白いし評価されても良いと思います。インパクトがあって盛り上がるんですよね。私的には、この作品はかなりオススメしたいです、本当に。
posted by まほ at 09:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 第6回 死の方程式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
●ボクもこの作品好きなのです。評価が低い理由が分からないです。ミステリーとして弱いのかなあ。手口は面白いし、最後のシーンも緊迫してます。ロジャー副社長の描写がもうちょっとあると最後のシーンがもっと生きたのでしょうが。それれでもなかなかよく出来ていると思うのですが。

●でも、あれだけあからさまに時計を見てはダメですね。あれは疑われます。

●暗室から出てくるところ、プジョーに3人乗って疾走するところなど、見所も多いですね。

●吹き替えがいい。耳について離れません。

●このストーリーは映像を始めてみたのではなく、ノベライズを読んだのが最初でした。ノベライズだともっと細かいところが色々書かれていてそれはそれで面白いのですが、最後のシーンは映像でないと迫力がないですね。
Posted by コロンビー at 2005年11月22日 16:52
コロンビーさん、こんにちは。
このエピソードは、スリル満点で特に高い所が嫌いな私は本当に怖かったですね。ロープウエイの中でのやりとりは言ってみればロジャーの自業自得?で決着するわけで、ちょっとイジワルしてしまうコロンボさんは、やはりやり手のデカです。
Posted by まほ at 2005年11月23日 12:37
さっそく観ましたよ〜!高いところ大好きなわたしにはたまりませんでしたよ〜!!←25のときスカイダイビングもしたんですよ。なつかし。

わたし、猿の惑星しらないのでさっそく完全捜査記録と、ついてきた解説書←A4サイズ?なかなか面白いです。うすっぺらいけど。で、熱心にただいま復習中。

わたしは声優さんぴったりですごくいいんじゃないかなって思いました。このロディさんももう亡くなられているんですね。
時代を感じます。

さて、音楽これまた。なんて素敵。こういう『ひと昔』のアメリカな曲はたまりませんね。とくに曇りの日なんかに聞いても良さそうな。
チェットベイカーっていましたよね。いま聞いてます。

『楽しき、今宵。』つまりは『The daily double』構想の死角でリリーラサンカとシャンペンを乾杯するときのジャックキャシディの言葉。そんな気分ですよ。

自営業されているのですね。すごいなあ。一緒にいて、ケンカとかなりませんか?うちは、ときどきします。(笑)旦那さんもコロンボ好きなんですね。一緒に観れていいなあ。

ちなみにうちは旦那さんあんまり興味がないみたいです。わたしがしょっちゅうこのページをのぞいてても日本語が読めないので横で『なにやってんだろ?』って不思議に感じてると思います。

コロンボの魅力をわかりあえる人って実はわたしのまわり非常に少ないんですっ。だからここでいろいろ勉強して(?)タメになること学べて、ほんとうにうれしいです。ってことで、明日もまた観ます。ホリスターあたりかな?楽しみっ。
Posted by riri at 2008年02月14日 20:55
こんばんは。うわぁ、スカイダイビングですか?すごいですね!私には絶対ムリですね〜!(汗)もうホント尊敬しちゃいます!

私は猿の惑星が大好きなので、コーネリアス役のロディさんのお顔が見れたのが嬉しかったです。二枚のドガの絵のエドナ役のキム・ハンターさんも猿の惑星にジーラという役で出演してます。野沢那智さんの吹き替えはやっぱり完璧なのかも。

うちのダンナは在宅率100%なので、いつも一緒です。若い頃はケンカしましたけど、今はたまにですね。2人とも刑事コロンボが好きなのでそのへん?は円満です(笑)

私の周りにもコロンボ・ファンっていなかったですね。海外ドラマの好き友達はいましたが、俗に言うオトコマエの俳優さんが主演のドラマにハマッていましたね。コロンボさんはどちらかと言うとカワイイタイプだからなぁ(笑)こちらこそ色々教えていただけると嬉しいです。
Posted by まほ at 2008年02月15日 20:57
はじめまして。
イヴォンヌ・デ・カルロを検索して十戒に、
それに出演しているアン・バクスターを調べているうちに『偶像のレクイエム』
で、たどり着きました。

ぼくはこの作品、コロンボのベスト作品だと思っています。
ラストの3人のやり取りは凄いですよ。
副社長ローガンのおとぼけぶりもハラハラドキドキを増していると思います。

ところで、最後にコロンボが葉巻をくすねようとしますよね。
「それは証拠物件でしょ」
って副社長に言われてコロンボは、
「あたしもついてないや」
って、意気消沈している犯人に向かって投げるのですが、
僕の記憶が正しければ、3本くすねようとして、投げたのは2本だったような・・・

Posted by チャーリー at 2011年08月13日 01:17
チャーリーさん、こんばんは。はじめまして。

私もこの作品が大好きです。
あのラストは刑事コロンボの全エピソードの中で
最もハラハラドキドキのシーンかもしれません。

最後に葉巻をくすねようとしたコロンボさんが
犯人に向かって投げたのは・・・
私も2本だったような気がします。
あぁ〜コロンボさんのことだから、ちゃっかり
1本ポケットに入れたような気もしますね(笑)



Posted by まほ at 2011年08月14日 20:45
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