2006年02月27日

第24回 自縛の紐

フォース・シーズン

刑事コロンボ

自縛の紐

AN EXERCISE IN FATALITY


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日本放送 75年12月

脚本・・・ピーター・S・フィッシャー
監督・・・バーナード・コワルスキー
ゲスト・ロバート・コンラッド


今回の親戚

祖父は骨董好き


ストーリー

ヘルス・クラブ・チェーンのオーナー、マイロ・ジャナス(ロバート・コンラッド)は私腹を肥やす悪ど
い経営をしていいて、各チェーン店から不当な利益を得ていました。
マイロはチェーンの一つを買ったジーン・スタッフォードに、そのカラクリを見抜かれてスタッフォードから絶対に証拠を見つけて告訴してやる!と宣言されてしまいます。
その晩、マイロはスタッフォードの店に行き、残業しているスタッフォードを殺害します。
そしてスタッフォードにトレーニングウエアを着せて、運動中に死亡したように見せるため重いバーベルを乗せて偽装しておきました。
同じ頃マイロの家ではパーティが開かれており彼の秘書のジェシカが客を接待していました。
スタッフォードを殺してから自宅に戻ったマイロは、パーティに来ている友人たちと会って映画を上映すると言って書斎に入り2回線ある電話を使って書斎から居間にいるジェシカに電話を取らせます。ジェシカが出ると、それはスタッフォードからでした。
あらかじめマイロが電話に細工をしていて、それは録音テープの声だったのです。
ジャニスや友人たちの前で一人芝居をしたマイロ。これでマイロのアリバイは完璧です。
捜査を開始したコロンボはピカピカに磨き上げられたジムの床にコゲ茶の靴クリームの跡を発見。それがスタッフォードのものとわかるとトレーニングウエアに運動靴で発見されたのを疑問に思うようになります。運動する前に中華料理をたらふく食べていた事実も気になります。
さらに、あの重いバーベルをスタッフォード自身が持ち上げたことじたいが不自然に思えます。マイロのオフィスでは、かかってきた電話をすべて録音していたことを知ったコロンボは、即マイロのアリバイ作りのトリックを見破り、スタッフォードの運動靴の紐の結び目に注目してこれは殺人者がはかせたものだ、とマイロに迫ります。スタッフォードの行動を知っている者トレーニングウエアに着替えたことを知っている者が犯人だと言うのです。


感想

フォース・シーズンの第1弾は、自縛の紐。このタイトルはドンピシャです。まさにポイント。しかし、ちょっとだけ言えばそれが「重箱の隅」をつつくような感じがするのは私だけ?
でも、そんなところがコロンボさんらしいと言えばそうなんですが。しつこくて細かいのです。
さて、120分バージョンで作られたこの作品は、とてもオーソドックスでわかりやすいです。
犯人の動機も殺人の方法も凝ったところはありません。そのかわり犯人のマイロとコロンボの「会話を楽しむ」対決が面白いし、また今回は特にスポーツ・オタクのような犯人につきあってランニングをさせられるコロンボさんの体力のなさ!も見所です。ニンジン・ジュースを飲んでサプリメントだけという朝食には本当にビックリで、まさに180度違う生活をしている2人。
そんな超人的なマイロを演じるのはロバート・コンラッド。当時40歳。脚本の設定では53歳だったとか。でもホントの53歳の俳優さんでは無理があったでしょうね。なにしろ泳いでから腕立てして、走って、縄跳びして。吹き替えは日下武史さん。TV版アンタッチャブルで御馴染みエリオット・ネス(ロバート・スタック)の吹き替えが有名ですよね。ちなみに日テレ放送時に石田太郎さんで取り直ししているんですが、その時のマイロ役は堀勝之祐さんでした。
仕事熱心なコロンボさんは、ついにはマイロのジムに通ってスエット姿で運動に汗を流すんですがそれも20分で挫折。コロンボさんのスエット姿は・・・休日のオヤジそのものでした(笑)

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posted by まほ at 07:48| Comment(2) | 第24回 自縛の紐 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月07日

第23回 権力の墓穴

サード・シーズン
刑事コロンボ

権力の墓穴

A FRIEND IN DEED



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日本放送 74年 10月

脚本・・・ピーター・S・フィッシャー
監督・・・ベン・ギャザラ
ゲスト・・・リチャード・キリー


今回の親戚
義弟(ジョージか?)と甥と姪の写真


ストーリー

ロス市警察副本部長マーク・ハルプリン(リチャード・キリー)は友人のコードウェルに妻のジャニスを自宅で殺害した、と相談を受けます。マークはコードウェルを呼び出してクラブで酒を飲んで待つように言います。夜10時をすぎたら自宅に電話をして妻と話すふりをすればコードウェルのアリバイは完璧です。その間マークはコードウェル邸に行きジャニスは泥棒に殺されたかのように偽装しました。コードウェル邸の向かいに住んでいるマークは家に帰り寝室のベランダからコードウェル邸を眺め、今、不審な男が出て来たのを見たと警察に連絡します。マークは翌日の記者会見で自分と妻のマーガレットが犯人を見たようなコメントをすると、今夜からは自分もヘリに乗って捜査に積極的に参加すると発言。
昼食をとりに自宅に帰ると入浴中のマーガレットを浴槽に沈めて溺死させてしまいます。
そして、それをコードウェルに話し今度は自分に協力するように命令します。
事件は最近、この周辺専門に出没する泥棒の仕業ではないかと警察では判断していましたが事件の初めから、なぜか捜査に加わっていたコロンボには納得できません。その晩、警察のヘリが巡回している時にマークに頼まれたコードウェルがマークの妻マーガレットの死体をプールに投げ入れて犯人のふりをして逃走するという大芝居を打つのですが、彼女の死体を解剖した結果、肺の中から石鹸が出てきます。これは風呂で殺されたと確信したコロンボは死亡推定時間を考えても犯人は自分の上司マーク・ハルプリンしかいないと思います。
ところがマークを始めとして警察は、どうしても泥棒のセンで犯人を逮捕するように言います。
困り果てたコロンボはアーティという男に頼んでワナを仕掛けるのですが・・・。

感想

サード・シーズンの最後を飾るのは、権力の墓穴。犯人がなんとビックリ、コロンボの上司!
演じるのはリチャード・キリー。彼は「ラ・マンチャの男」でトニー賞を受賞した俳優さん。
吹き替えは北村和夫さんで、これがよく合っていました。迫力のある声がピッタリでした。
強引で、自信満々のよくいる、ちょっとイヤな上司役で「おい、コロンボ」なんて呼び捨て!
今回ばかりはコロンボさんも「次長、次長」とへこへこせざるをえない。しかし言うことははっきり言います。でも相手にしてくれない。どんなにしつこくしようと思ってもダメです。
そこに登場は、ヴァル・アヴェリーさん扮するアーティ。シャバよりもムショ暮らしが長い?大泥棒だそうで、今回の殺人事件では警察から容疑者として最も疑われている人物の一人。
でもアーティさんに言わせると「俺たちプロは女を殺したりしねぇ」と言うポリシーがあって疑われているのは許せないと、おおいにご立腹!酒場で飲んでいてもカアちゃんから電話があると「もうすぐ帰るよ」とか言っちゃうイイ奴なんです。吹き替えは金井大さん。時代劇で口入やの親分なんかがハマリ役の恰幅の良い俳優さんでヴァル・アヴェリーさんと似ています。
顔や雰囲気、特に体型がそっくりです!ピーター・フォークとヴァル・アヴェリーは普段でも友達らしく、ヴァルさんは刑事コロンボ出演は、これで3回目。二人のやり取りが楽しそうでそれも見ものです。で、今回の事件は、どうやって上司を逮捕するのか?という無理難題です。
しかし、見事にやってのけるコロンボさんの「大どんでんがえし」な結末はとても書けません。
本当に驚いて口あんぐり、の痛快なラストはぜひご覧になってくださいませ。


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posted by まほ at 10:20| Comment(2) | 第23回 権力の墓穴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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