2005年10月04日

第9回 悪の温室

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セカンド・シーズン

刑事コロンボ

悪の温室
THE GREENHOUSE JUNGLE


日本放送 73年5月

脚本・・・ジョナサン・ラティマー
監督・・・ボリス・セイガル
ゲスト・・・レイ・ミランド

ストーリー
ジャービス・グッドウィン(レイ・ミランド)は甥のトニーから父親の遺産についての相談を受けます。父の死後、信託扱いになっている遺産を何とか自由に使いたいと言うトニーに対して、ジャービスはトニー自身の狂言誘拐を提案します。トニーの妻キャシーに脅迫状を送りつければ緊急事態として信託基金からお金を引き出せるのです。
ジャービスとトニーは早速、計画を実行し、まず2人で銃弾を打ち込んだトニーの車を崖から落とすと、それを警察が発見。次に脅迫状を送って、身代金の受け渡し場所を指示します。殺人事件の可能性もあるので刑事コロンボも捜査に参加。ジャービスは身代金を持って自分が指定した深夜の山道に車で行き、そこで待っていた変装したトニーに渡すと人質の安否も確認しないまま帰ってきてしまいます。その後、落ち合った2人は計画が成功したことを喜びますが、そこでジャービスははしゃぐトニーを殺害。
身代金の30万ドルは初めから独り占めしようとしていました。コロンボはトニーの妻キャシーに愛人がいることを知り、トニーがその男に手切れ金を払うために現金が必要だったこと、ジャービスの愛好している蘭の花には、ひどく金がかかることなどを知って、この誘拐事件はジャービスらの犯行だと確信します。トニーの車や遺体から見つかった32口径の弾。凶器にこだわったコロンボは新しい秘密兵器を使って、ジャービスの温室の捜査をするのですが。

感想
この作品は、めずらしいことに最初に殺人が行われません。コロンボ・セカンド・シーズンでは新たな工夫がたくさん見られるようになりました。この悪の温室は偽装誘拐から殺人事件へと展開していくエピソードなのです。ゲストはレイ・ミランド。以前にも指輪の爪あとにも出演していたベテラン俳優さんです。今回は犯人役での登場で「蘭の愛好家」という役でした。今までのコロンボの犯人たちはいつも忙しく、やり手で、お金持ちというのが定番でしたがこのジャービスという男はリタイアしていて一見、悠々自適に見える老人。そして甥の財産を狙っているというわけです。なので時間はたっぷりありますからコロンボとの対決もけっこうたっぷりあります。コロンボの奥さんが枯らしてしまったアフリカバイオレットを見事に蘇生させてくれたりして。
そして、今回はドッグに続いてコロンボの人間の!相棒が登場します。エリートのウィルソン刑事です。彼、真面目で最新の捜査についてもエキスパート。彼が来たおかげでコロンボは、余裕を持って仕事ができるようになります。細かくて面倒なところは彼にまかせて、ゆっくりチリも食べられます(笑)最後もウィルソン刑事がいたから解決したようなもんだし。ちなみにこの作品、吹き替えが小池さん版と2代目石田さん版と2つあるところもめずらしいのです。
日テレで放送する時に石田太郎さんで吹き替えを取り直したようで、現在CSTVでは石田版が放送されています。市販ビデオでは小池版が残っていますし、その他のキャストも違う方が吹き替えていたりするので(キャシーの愛人役の津嘉山正種さんは新、旧同じかも!)聞き比べてみるのも面白いと思います。

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posted by まほ at 10:10| Comment(2) | 第9回 悪の温室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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